【懐紙の使い方・マナー】おすすめの懐紙~懐紙を使いこなせる人って素敵~
皆さんは、懐紙(かいし)をお持ちでしょうか?持っている方のほうが少ないとは思いますが、昔は、懐紙をちり紙として使っていたり、お菓子をのせる器や便箋としても使われていたりしたそうです。
私は先日、マナー講師の方の動画を見ていて、懐紙を使いこなしている姿がとても上品で素敵だなあと思ったので、こんな素敵な女性になりたい!と思って持ち歩くようにしています。
懐紙は、「気遣い、心遣い」を形にしたものではないかと思っているので、ぜひその使い方から、おすすめの懐紙まで、奥ゆかしい懐紙の世界をご紹介します。
目次
懐紙(かいし)とは
懐(ふところ)の紙と書くように、昔は着物の胸元に入れて持ち運んでいたものです。懐紙は、無地のものから、季節や行事に合わせた様々な柄のあるものまで幅広くあり、絵柄を変えて楽しむことができます。
懐紙を使う場面
・食事中の口元の汚れや、箸先・グラスについた汚れを拭きとる。
※おしぼりは手を拭くものなので、口の汚れなどには懐紙を!
・和菓子などを頂く際の取り皿。
※二つ折りにして輪を手前に!
・魚の小骨や果物の種などを出すときに使う。
※口元を懐紙で隠し、出したものを包みましょう。
・食事中の受け皿。
※手で受けるのはNGなので、懐紙を使います。
・残したものを包む、もしくは覆う。
※魚の中骨をとるときにも、懐紙で魚の頭を押さえるのに使うことで、スマートに。
・メモや手紙に使う。
※ちょっとお礼を書きたい時など。
・ポチ袋として使う。
※懐紙を折って、簡単なポチ袋に。
このように、懐紙一つ持っておくだけで、「包む・書く・拭く」など様々な使い方ができます!
懐紙の使い方・マナー
<食事中>
・着席したら、膝の上や、脇に置いておきましょう。
・使う際には、懐紙を二つ折りにします。その際、輪を手前にして使いましょう。
・使い終わった懐紙は持ち帰るのがマナーです。
・ナプキンが用意されている場合には、ナプキンを使うのがマナーです。
【季節に合わせて】オススメの懐紙
【春】桜
こちらは可愛らしい桜がプリントされた懐紙です。
こちらの桜は落ち着きのある柄なので、フォーマルなシーンでも使いやすそうです。
【夏】金魚・七夕
夏らしい鮮やかな金魚がプリントされた懐紙です。
こちらは星柄モチーフという珍しい懐紙です。七夕を連想させるので、夏に使えそうですね。
【秋】萩・紅葉
上品な萩柄が秋にピッタリの懐紙です。
こちらは上品な紅葉が描かれた懐紙です。
【冬】椿・雪
可愛らしい椿柄は、冬から春にかけて最適です。
こちらは雪モチーフの懐紙です。
【お祝い事】松竹梅
松がプリントされたシンプルで使いやすい懐紙です。
竹モチーフのお洒落な懐紙です。
梅とウグイスが描かれた、可愛らしくもあり、上品さもある懐紙です。
【男性向け】無地・大きめ
【季節問わず】市松模様・七宝
可愛らしい市松模様の懐紙です。
こちらも季節問わず使える七宝柄です。
【懐紙入れ】
大ぶりな紫色のお花が綺麗な懐紙入れです。
男性向けのシンプルで上品な懐紙入れです。
おわりに
懐紙の世界はいかがでしたか?スマートに使いこなせるだけでも、上品さやワンランク上の綺麗さを演出できるアイテムだと思います。懐紙にも本当にたくさんの絵柄があるので、お気に入りの懐紙を見つけて手もとに持っておけば、気分も上がりそうですよね!季節に合わせて柄を変える楽しみもあって、日本ならではの四季を感じることができる素敵な文化ですよね。
私も懐紙を使える素敵な女性になれるように、そして、気遣い、心遣いができる素敵な大人になれるように頑張りたいです。